2012ガス主任技術者試験 理解度テスト(供給科目) ガス主任技術者試験供給科目です。Aレベルは甲種レベル、Bレベルは甲乙共通レベル,Cレベルは乙種レベルです。 勉強 - その他 主任技術者 ガス主任 供給 理解度テスト Q1供給1 Bレベル 問題 高中圧導管の流量公式の説明で誤っているものは、いくつあるか。 a 流量係数でよく用いられる、コックス、ポリフローとも、レイノルズ数の関数である。 b 中圧Bでは、レイノルズ数が106以下のため、比較的小口径の導管が多いことから、いずれの係数を用いても実用上差し支えない。 c 高圧・中圧Aなど、レイノルズ数が106を超え、さらに大口径の導管に適用する際は、コックスを除くポリフローなどの係数を用いることが、有効である。 d 高中圧導管の末端所要圧力は、この導管から供給する整圧器の設定最大2次圧力に、整圧器の作動に必要な圧力降下分を加えた圧力以上とする。 選択肢 Q2供給2 Bレベル 問題 整圧器設置上の留意点の説明で、誤っているものはどれか。 選択肢①整圧器には、ダイヤフラム、シートパッキンなど合成ゴムの部品を多数使用しているが、ガスの成分によっては、使用できないものがあるので注意が必要である。②大規模地区整圧器として使用する場合、できるだけオフセット、ロックアップの小さい静特性の優れた整圧器を選定する。なお、動特性についても十分優れた特性が必要である。③専用整圧器として使用する場合、一の使用者に供給する場合に相当し、導管延長も短く、負荷変動が急激なため、動特性の優れた整圧器を使用しなければならない。④整圧器を設置した場合には、分解点検などにより整圧器を停止することがあるため、バイパス管を設けなければならない。 Q3供給3 Aレベル 問題 導管構造の設計に関する説明のうち、誤っているものはどれか。 選択肢① 内圧による円周方向応力は、σc=PD/2t P:内圧 D:内径 t:管圧 で表される。② 内圧による軸方向応力は、σl=PD/4t P:内圧 D:内径 t:管圧③温度変化による熱応力は、σ=E・α・ΔT E:ヤング率 α:線膨張係数 ΔT:温度変化幅 で表される。④曲げ応力は、σ=(I/M)・y M:曲げモーメント I:断面2次モーメント y:中立軸からの距離 で表される。 Q4供給4 Bレベル 問題 導管の腐食に関する説明で誤っているものはどれか。 選択肢① 腐食は一般的に迷走電流に起因する電食と、それらの要因ではない自然状態で生ずる自然腐食に大別される。②電食は、電気軌道のレールからの流れ電流によるものとほかの埋設物の電気防食設備からの干渉によるものとに分類される。③自然腐食は、アノード部とカソード部が明確に区分されず、無数の腐食電池が形成されほぼ均一に腐食するマクロセル腐食と、アノード部、カソード部が区分されるミクロセル腐食とに分類される。④大気中の腐食は、露出配管部において大気中の湿度やガスにより生ずる腐食で、その機構は土壌中のミクロセル腐食と同様である。 Q5供給5 Bレベル 問題 溶接に関する説明で、誤っているものはどれか。 選択肢①ティグ溶接は、大中口径に用いられ、マグ溶接は、100m以下の内管の溶接に用いられる。②アーク溶接機は、現場で使用されることから、直流電流が用いられる。③ガス事業法で定められたガス工作物の溶接を行う場合には、事業所毎に溶接施工法が適切なものであることの確認を受けなければらない。④ガス事業法で定められたガス工作物の溶接を行う溶接士は、十分な技量を有すると確認されたものでなければならず、溶接技量証明書が発行される。 Q6供給6 Bレベル 問題 導管の維持管理に関する説明で誤っているものはどれか。 選択肢①経年管に入替工法には、旧管を新管に入替する工法、既存パイプ内に少し小さい口径の管を挿入する工法、旧管を破壊しながら、新管を引き込む工法がある。②本支管の更生修理工法には、亀裂・折損漏えい予防工法、腐食漏えい予防工法、継手漏えい予防工法、地震時漏えい予防工法に分類される。③亀裂・折損予防工法と、地震時漏えい予防工法の評価試験項目は同一である。④更生修理工法の手段には、反転、フィットパイピング、ピグ、気流搬送などがある。 Q7供給7 Bレベル 問題 耐震設計に関する説明で、誤っているものはどれか。 選択肢① 高圧導管の耐震性は、応答変位法により、管体に生ずる軸方向ひずみと許容ひずみと比較して耐震性を評価する。②レベル2の地震動に対する許容ひずみは、直管部で1.0%または35t/D(t:管圧、D:平均直径など)のいずれか小さい方の値である。③液状化に対する許容ひずみは、導管の終局限界状態に対する変位である。④中・低圧導管の耐震性評価は、配管系の地盤変位吸収能力と設計地盤変位を比較することにより評価する。 Q8供給8 Bレベル 問題 高所へ供給するガス圧力は、大気圧とガス比重の関係から影響を受けるため、圧力補正する必要がある。基準点から100m高所にある地点の圧力はどうなるか。 空気密度は、1.3kg/m3, 重力加速度は、9.8m/s2,ガス比重は、0.65 とする。 選択肢① 0.1kpa低下する ② 0.5kpa低下する③ 0.1kpa上昇する④ 0.5kpa上昇する Q9供給9 Bレベル 問題 地震時の緊急対策、復旧対策について、正しいものはいくつあるか。 a 第1次緊急停止判断では、SI値60カイイン以上でも供給停止をしない特例措置が設けられている。 b 復旧基本計画で策定すべき事項は、復旧期間、復旧要員数、救援要員数、各隊の担当地域、必要資機材、復旧基地、地域の復旧優先順位などである。 c 低圧導管網の復旧作業フローは、ブロック化→閉栓→エアパージ→被害修理→開栓の順である。 d 需要家支援として、カセットコンロの提供、移動式ガス発生設備等による臨時供給、仮設住宅への対応などが挙げられる。 選択肢① 1② 2③ 3④ 4 Q10供給10 Cレベル 問題 更生修理工法の特長の説明について、誤っているものはどれか。 選択肢①導管外面に、成型、液状樹脂を貼り付けることにより、更生修理する。②道路掘削が少ないため、周辺住民の生活環境や交通の保全性に優れる。③予想される漏えい形態に応じて適切な工法が選択できる。④掘削が少ないため、工事費の低減が図れる。