2012ガス主任技術者試験 理解度テスト(製造科目) ガス主任技術者試験 製造科目の理解度テストです。 勉強 - その他 主任技術者 ガス 主任 試験 製造 Q1製造1 Cレベル 問題 LNGの低温性に関する留意点で誤っているものはどれか。 選択肢① LNGを取り扱う機器は、脆性は重要ではない。② 水分、油分等の凍結トラブルを防ぐため、LNGを取り扱う前に、機器内を充分乾燥させる必要がある。③ 急激にクールダウンすると、大きな温度差が生ずる恐れがあるため、十分注意を要する。④ 機器の低温部分に触れると凍傷になる恐れがあるので注意する。 Q2製造2 Aレベル 問題 LNGポンプ、配管、ローリーに関する説明で誤っているものはどれか。 選択肢①LNGポンプは、軸受にかかる力をポンプ推力やポンプ荷重とバランスさせるため、横軸構造をしている。②オーステナイト系ステンレス鋼は、LNG配管に利用する場合、極超低温による熱収縮を吸収するため、配管ループなどが必要である。③LNG配管の保冷剤は、硬質ウレタンフォーム保冷剤が用いられる。④LNGローリーの運行に際しては、運転者の教育、移動監視者の資格確認、移動注意書の携帯・遵守、長時間の運転の場合、2名以上の運転者を充てる、水底トンネル通行の制限、などに留意する。 Q3製造3 Bレベル 問題 都市ガスの原料に関する内容で正しいものはどれか。 選択肢① 都市ガスの原料に占めるLNGの割合は60%である。② 国産天然ガスは、不純物が多く、全てに精製設備が必要である。③ LPGは、常圧では気体であるが、圧縮または冷却でも容易に液化しない。④ オフガスは不純物が少なく、精製設備を必要としない場合が多い。 Q4製造4 Bレベル 問題 ガスの熱量調整に関する説明で、誤っているものはどれか。 選択肢①燃焼性を表す指標は、ウオッベ指数と燃焼速度であり、ともにガス事業法で算出方法が定められている。②総発熱量45MJ/m3、ガス比重0.64 のウオッベインデックスは、56.25である。③露点とは、ガスを冷却していくとき、ガス中の炭化水素が液化する温度を示す。導管中でガス温度が露点域になると、LPG等の液化によるガス発熱量の低下、導管の閉塞等が発生するため、露点の管理が重要である。④高圧ガス保安法では、酸素濃度が10%以上のガスを圧縮してはならないとされており、高圧ガスでは保安上空気混合量を管理する必要がある。 Q5製造5 Bレベル 問題 熱量等の測定に関する説明で誤っているものはどれか。 選択肢① 熱量の測定は、ガスクロマトグラフ法で得られた成分組成から計算によって求める方法とユンカース式流水形ガス熱量計による測定が規定されている。② 燃焼性を算出する場合の基礎となる比重の測定は、ガスクロマトグラフ法の結果を計算によって求める方法と、ブンゼンシーリング法または、比重瓶法が規定されている。③ ガス事業法では、特殊成分の測定として、全硫黄と硫化水素を検査することが定められている。④ ③の特殊成分は、一定の限度を超えると、人体への危害や導管輸送時に腐食、析出等の障害を与え、燃焼時には、環境汚染物質を生成するなどの影響がある。 Q6製造6 Aレベル 問題 熱量等の測定についての説明で、誤っているものはどれか。 選択肢①ガスクロマトグラフとは、充てん剤である固定相に移動相と呼ばれるキャリアガスを流して、固定相と移動相間の試料成分の溶解性、吸着性の差によって成分物質を分離し、測定する装置である。②ガスクロの析出器は、熱伝導度検出器(TCD)と水素炎イオン化検出器(FID)が用いられる。③TCDは、酸素過剰の水素炎の中においてカラムで分離された有機化合物が燃焼する時に電極間に流れる電流を検出する。④カラムとは、試料ガスに含まれる各成分を分離するための管のことで、充てんカラムとキャピラリーカラムの二種類に大別される。 Q7製造7 Aレベル 問題 自動制御に関する説明で正しいものはどれか。 選択肢①自動制御の分類は、目標値の取り方による分類、制御系の構成による分類、調節器の出力方法による分類がある。なお、制御系とは、検出部、調節部、操作部など制御に必要なものを接続したものをいう。②目標値の取り方による分類には、定値制御、比率制御、オンオフ制御がある。③制御系の構成による分類には、フィードバック制御、フィードフォワード制御、追値制御がある。④調節器の出力方法による分類には、シーケンス制御、PID制御がある。 Q8製造8 Aレベル 問題 自動制御に関する説明で誤っているものはどれか。 選択肢①比率制御は、ガス混合による熱量調整などの使われており、その特徴は、各ガスの)熱量がある程度安定している必要があることと、最終的な制御量である熱量の検出が非常に遅い場合、流量変動の早い外乱に対する制御性を向上させ、プロセスを安定させるために使われる。②フィードフォワード制御は、プロセスの変化量と操作量の関係が明らかであることが必要で、制御遅れが起こらず、オーバーシュートなしで制御できる。③オンオフ制御は、排水ピットの排水制御では、頻繁に開閉が生じ、寿命上好ましくないため、動作すきまを持たせて制御することが多い。④PID制御のP動作では、目標値とプロセス値の偏差を零にすることができる。 Q9製造9 C レベル 問題 以下の非破壊試験の分類で、内部検査か、表面検査か、誤っているものはどれか。 選択肢① 放射線透過試験・・内部検査② 渦流探傷試験・・内部検査+表面検査③ 磁粉探傷試験・・内部検査+表面検査④ 浸透探傷試験・・表面検査 Q10製造10 A レベル 問題 安全性評価手法について、正しいものはどれか。 選択肢①特性要因図・・要因相互間の因果関係や、各要因の事故に対する寄与の度合いを知るのに便利である。②FTA・・小規模トラブルの波及拡大過程を解析するのに便利である。③ETA・・要因を分解し、担当部門や階層別に対策を考えるのに便利である。要因相互の因果関係は不明確である。④故障や異常の要素を表にまとめて解析する手法として、FMECA,OSがある。